言語科目学習法の薦め

こんばんは!マルチーズフォンデュです。

学習4タイプの特徴とぴったりな学習法について紹介してきましたが、賛同いただけたでしょうか?

ここからは、具体的な学習プランを提案していこうと思います。また、それがどのタイプに合ったやり方なのかも書きますので、あなたやあなたのお子さんにぴったりな学習法だと思いましたら、ぜひお試しくださいね。

今日の学習法は、言語系科目のお話です。英語や古文、漢文など、言語系科目では、単語を覚えたり文法を覚えたりすると思います。たしかに大切なことではありますが、単語の意味をただ言えるようにしたり、文法をただ覚えたりするだけでは、本質的な理解は得られません。

そこで今日私が提案するのは、”読み聞かせ学習法”です。語学は使ってこそ生きるものですから、そこには必ずコミュニケーションが必要ですよね。”happy”が”幸せな”という単語で”sad”が”悲しい”という単語だと日本語に直して覚えるだけではすぐに忘れてしまいます。大切なのは、いかに感情を乗せて読むかですね。”I am happy.”は幸せそうに、”I am sad.”は悲しそうに気持ちを込めて話して初めて場面に応じてしっくり馴染んでいくのだと思います。

これは、古文などでも同じで口語訳をわかった上で、いかに劇のように演じながら暗唱できるかが勝負ですね。古文は敬意の対象などが大切なので、役柄を演じ分けながら話せると効果的。

この方法は遠回りに見えて、最も多くのことが身につきます。子どもに絵本を読み聞かせるように、何役も気持ちを込めて演じてみましょう!

そして、この方法が最もハマるのは、馬タイプですね。器用さを上手く使って、深みを生み出す。器用貧乏にならないための方法とも言えますね。

馬タイプの学習法はこれだ!

こんばんは!マルチーズフォンデュです。

ついに、4つの学習タイプの最後、馬タイプにぴったりの学習法を発表しますね。

馬タイプは、何でもこなす器用さが持ち味でした。しかし、一方でいわゆる”器用貧乏”的な面もあり、向上心が欠けてしまったり、上辺を取り繕ってしのいだりすることも多いのです。


いつものようにいきなりですが、ここで、”ユニクロ”の販売戦略について考えてみたいと思います。

ユニクロと言えば、だれもが知っている、ファッション界を代表する企業ですよね。このユニクロの販売戦略を知ると、馬タイプの人の学習ヒントが見えてくると思います。

まず、製作から流通、販売までをグループで体系化することでコストダウンしています。ただし、これはニトリの説明をした時にも出てきましたよね。ユニクロがすごいのは、この”製作”の前段階に”企画”の段階があるということ。”発明”と言ってしまってもいいくらいですね。

つまり、まだ競争相手がいない分野に先に入って行って、城を築いてしまうのです。競争に勝つという発想ではなく、競争せずに勝てる場所を探す、あるいは作るのです。

たとえば、”フリース”は今では当たり前に温かい生地の種類として一般用語になっていますが、もともとはユニクロが一気に広めた新素材です。この新素材をただの洋服生地として利用するだけで終わらせず、逆に”フリース”を主役としたブランドを作ってしまったのです。”フリース生地の◯◯”をどんどん生み出し、温かさの象徴にまで高めたのですね。

その他にも、”シルキードライ”や”ヒートテック”など、他社が踏み入れていない素材をオススメ商品化しています。まさに”トレンドは自分で作る”のです。このように、競争相手がいない部門を開拓していくことを、”ブルーオーシャン戦略”と言います。目の付け所やそれを生かした商品開発など、技術やセンス、先見性に優れていればこその戦略ですが…。


さあ、馬タイプの学習法に戻りましょう。ズバリ”ユニクロ型学習法”ですね。何でもこなせる器用さをさらに進めて、自分自身の”ブルーオーシャン”を作っていくやり方です。

一見、邪道に見えるやり方でも、人とは違うやり方で頂上を目指す方がいいのです。たとえば、学校での英語学習では、文法や読解などの演習が中心ですが、語学センスがあるお馬さんは、敢えてスピーキングやリスニング中心の学習で英語をスキルアップしてみるといいでしょう。ざっくりと使えるようになってから、文法や読解を行う方が効果があるかもしれません。もっと言うならば、英語は手段と割り切って、英語で歌ったり、映画を見たり、英語落語を聞いたり、英語で演じたり…。これらをひたすらやり続けるうちに、自分の中の何かが変わっていくのを感じればいいと思います。要は、他の人とやり方が違うからといって、迷ったりやめたりしてしまわないこと。人とは違う登山口から登り始めて、しばらくだれからも姿が見られなくても、頂上近くで出会えればいいのです。

何でもこなせるからこそ、それらを組み合わせて自分のオリジナルを生み出して学習するのが良い。私だけのやり方だからこそ、私だけのブルーオーシャンになるのです!



アイドル存在の条件

今週のお題「私のアイドル」

こんばんは!マルチーズフォンデュです。

私は1980年代のアイドル全盛期にどっぷり浸っていた世代ですが、アイドルの位置づけは、時代によって変化するもので、その定義も難しいと思います。

ただ、80年代のようなアイドルは、これからの時代存在できないのだと確信しています。なぜなら、当時のアイドルは、”神秘性”が存在のベースだったからです。

アイドルが出るテレビ番組は、ザ・ベストテンやトップテンなどのランキング番組、あるいは夜ヒット、レッツゴーヤングなどでしょうか。今のように、事前にだれが出るのかさえ、調べる手段が少なく、自分の好きなアイドルを見るために、テレビの前に張り付いていたように思います。

やっと家庭用のビデオが普及し始めて、録画できるようになっただけで、ものすごい進歩でした。それまでは、テレビからラジカセで曲を直接録音してたくらいですからね。今でいう、ダウンロードですが、えらい苦労してました。

なので、好きなアイドルの情報を得るために、一生懸命でした。ちなみに、私は中学時代、大の南野陽子ファンでしたので、ドラマや歌番組を欠かさず見るのはもちろん、ラジオも毎週録音して聴きました(ナンノこれしき!とかですね…)。あと、”明星”を読んだり、ブロマイド買ったり…(今ってあるのでしょうか…)。

とにかく、今に比べて情報がなかった。でも、だからこそ得られる情報が貴重であり、想いも強くなったんだと思いますね。

今は、何でも情報が手に入りすぎるし、自ら発信する手段もあって、芸能人と一般人の境目がなくなっている時代。そんな中で存在するアイドルに”神秘性”を持たせるのは不可能に近い。私がおじさんになったことももちろんですが、アイドル自体の存在価値も昔とはまったく違ってしまっているんだと思いますね。

馬タイプの持ち味は?

こんばんは!マルチーズフォンデュです。

いよいよ学習タイプの説明も、最後になります。ラストは馬タイプですね。お馬さんのイメージはどんなですか?サラブレッドのように颯爽と駆け抜けるイメージ、重たい馬車を引くイメージ、ハードルを軽々跳び越えていくイメージでしょうか。スピード、パワー、器用さ、などいろいろな能力を持っていますよね。


さて、馬タイプの人の特徴について考えてみましょう。上記のように、馬タイプはいろいろな能力を持ち合わせて、どんな状況にも対応する器用さが持ち味です。機転も利くし、テキパキと効率良くものごとを進められるタイプで、チームプレーでは重宝されますね。リーダーの側近であったり、調整役としても優れています。

学習面においても、馬タイプはこの”器用さ”が持ち味。ある程度の学習で、そこそこの成績を出すことができます。大崩れしないタイプですね。授業や試験勉強でも要所を外さず効率的に学習できる、いわゆる優等生ですね。

しかし、そんな馬タイプにも弱点があります。一つ目は、その器用さゆえに、自分らしさを見つけにくいことです。何でもそこそこ上手にできますが、ウサギのような瞬発力、モグラのような深み、カメのような持続力のどれにも一歩及ばない。自分の中に、絶対的な強味が見つけにくいので、一番を取るのが難しいと言えます。

もう一つの弱点は、表面的な学習になりがちな点。器用なお馬さんは、大崩れしない。つまり、大きく失敗しないんですね。一見、良いことに見えて、これはマイナスに働くことが多い。わかりやすく言うと、”失敗しない≠成功する”ということ。子どもでいえば、何でもそこそこできるし、要所を外さないので、注意されたり怒られたりしないんですね。そうすると、これくらいでいいんだという努力の上限を作ってしまう。そして、頭打ちになったら、別な分野を魅力的に感じてそちらに努力をシフトしてしまうんですね。器用なんで、新しいことにもそれなりに対応できちゃうから、また困らないんです。

結局、いろいろな山に登ってみるけれど、どれも頂上を見ずに下りてしまう。登山中、苦しくなって隣の山を見ると、そっちに登りたくなる感じ。多趣味というか、次々とマイブームがやってくるイメージですね。


ちょっとマイナス的に書きましたが、馬タイプは最もいろいろな可能性を秘めたタイプです。学習法を間違わなければ、すぐに開花すると思います。では、馬タイプの学習法は、また明日!

もぐらタイプの学習法はこれだ!

こんばんは!マルチーズフォンデュです。

今日はもぐらタイプの学習法について書きますね。昨日書いたように、もぐらタイプの持ち味は”オタク性”です。最も学者向きなタイプと言えそうですが、高校生まではその性格ゆえの悩みも出てしまいます。

高校生まではすべての科目の基礎をバランスよく身につけるのが目的で、その延長上にある大学受験で求められることも同じです。すると、モグラくんは苦手科目を克服できなかったり得意科目を深追いし過ぎたりして、合格点を効率よく取ることができないんですね。では、どんな学習をしたら良いのでしょう?


いつものことながら、ここで話は飛びます。今日のお話は”ニトリ”です。あの、”お、値段以上”のニトリですね。ニトリの経営戦略は、高級感があって敷居が高い家具屋のイメージを覆し、気軽に立ち寄れる家具屋さんという地位を築くことです。そのためには、商品価格をお客さんがお買い得だと感じる価格まで徹底的にコストダウンする必要があります。そこでさまざまな工夫がされているのですが、ポイントは安くても品質は落とさないということです。厳密には、品質を落としても消費者のニーズ以下にはしないという意味ですが。

実はここに本質があります。つまり、日本のものづくり、特に家具づくりについては昔から職人さんの技術とこだわりがありますよね。良いものを作るために妥協しないのです。もちろん、そのおかげで、日本のものづくりは超一流でいられるのです。でも、一方でそれは消費者のニーズに沿ったものではないのです。細部へのこだわりは、作り手の問題であり、買い手には関係ない部分も多いんですね。この部分を見直すことで、品質を保ちながらコストダウンが実現するのです。コストダウンしたにもかかわらず、むしろ商品としては魅力的になったのです。高級家具ではなく、日常で使う家具へシフトしたと言えますよね。

あともう一つ、日常生活の中の家具という点では、家具以外の周辺グッズも同時に売るという戦略が嵌ります。家具屋さんは家具だけを売るのが常識的ですが、ニトリは生活スタイルそのものを提供しているという特徴があります。


長くなりましたが、モグラくんはニトリ型の学習法がぴったり合います。モグラくんが学びたいことと、一般的に学ぶ必要があることは違います。この差を埋められれば、モグラくんはうまくいくんですね。職人のこだわりを、どこまで一般的なところまで近づけるか、しかも、近づける時に生活スタイルそのものを意識することが大事。

学習においては、苦手科目の中でも得意分野につながる部分を見つけて繋げていくことです。自分の得意を生かすための全体像(世界観)を作り出し、その中ですべてのものを意味づけていく。そうすれば、苦手科目というレッテルではなく、自分にとって新たな意味を持つものに変わるはずです。抽象的な表現ですが、それこそが”オタク性”の拡張と言えるのではないでしょうか。




もぐらタイプの持ち味は?

こんばんは!マルチーズフォンデュです。

学習タイプの紹介も半分を終えましたが、共感していただけているでしょうか…。今の時点で自分自身やあなたのお子さんがウサギさんかカメさんタイプっぽいなぁと感じているなら、少しでも学習スタイルをカスタマイズしてもらえると嬉しいです!

 

では、今日はモグラさんです!私自身もこのタイプだと感じているので、特に思い入れがありますね。もぐらタイプの持ち味は、”オタク性”です。没頭タイプとでもいいますか、好きな分野についてどこまでも究めたくなる学者型です。昔ながらの職人気質と見てもいいですね。

得意なことに没頭し、いつまでも学んでいたいという気持ちは、学問をする上で非常に大切。学者に最も近いタイプですね。女の子なら、今どきの”リケジョ”や”レキジョ”みたいな人です。

 

ですが、弱点ももちろんあります。はっきり言って、不器用です!一般的な優先順位とモグラくんの優先順位は違うので、持っている知識の割に結果が案外だったりします。ウサギさんは軽すぎて失敗しますが、モグラくんは重すぎて失敗するんですね。いつも大っきなリュックの中に、知識をいっぱい詰め込んで持ち歩いているけれど、言われたものが出てこないという、パニックになった時のドラえもんみたいな感じですね。

 

ただし、一流のモグラは得てして変わり者です。1つのスペシャルのために、他の大事なものを犠牲にしているのです。頑固な職人さんや大学教授なんかにも多いですよね。

 

大学受験で考えると、入学してからがモグラくんの活躍の場です。その分、多くの科目の総合点で決まる入試向きではない。だから、自分の特徴を理解して、ちょうどいい職人として学習する必要がありますね。三振かホームランかではなく、四球を選んだりできるようになればいいのです!そうすれば、オタク性が良い方向に回り始めるでしょう。具体的な学習法については、また明日!

 

かめタイプの学習法はこれだ!

こんにちは!マルチーズフォンデュです。

前回は、かめタイプの特徴についてお話しました。今回はそれを踏まえて、かめタイプの学習法をお伝えしたいと思います。

 

カメさんは”バランスと持続力”が持ち味でしたね。ある教科や分野をピンポイントで鍛えるよりも、一見関係なさそうに見えることにも全力で取り組むことが、バランス力を強くします!また、他のタイプと違い、学習サイクルが必要ないのも特徴です。淡々とあれもこれも、とにかく直向きに続けていく。それが持続力なのです。

 

ここで話は飛びますが、いわゆる”100円ショップ”はどうやって利益を出しているのか考えてみます。聞くところによると、100円ショップの商品は利益率がバラバラらしいです。原価10円から120円のものまであるそう。もちろん120円の商品ばかり売れれば赤字ですが、120円商品を買った人が、10円商品を1つ買ってくれれば十分利益が出るのです。結果的に、効率を考えて利益率が高い商品だけ並べるよりも、あれもこれも置いて、より多くの客層に、”とりあえず100均”と思ってもらうことが大事なんですね。来てさえくれれば、目的の商品以外も買ってくれてトータルで利益を出してくれるからです。

もう一つのポイントは、”商品技術の転用”です。例えば、目覚まし時計⏰の機能は、キッチンタイマーの機能と本質的に同じです。つまりそれを応用すると、1つの技術で複数の商品を作ることができるのです。また、マグネットつきホワイトボード用ペンのように、いくつかの商品の技術を組み合わせて便利さを増した商品にしたり、まったく新たな商品にしたりして、商品のバラエティを増やしているのです。だから、買うつもりがなくても100円ショップに行けば欲しいものができてしまうんです。

 

カメさんの目指す学習は、まさにこの”100円ショップ学習法”です!地道に基礎・基本の型を身につけ、それらを組み合わせながら問題解決していく。開花するまで時間はかかるし、パーフェクト💯は期待できないけれど、どんな問題、どんな難易度でも、部分点を取りながら合格点をクリアするイメージです。

くれぐれも注意して欲しいのは、ピンポイントで要領よく結果を出そうとすると失敗するということ。スターになるよりも、どんな人や場面にも対応できる名脇役を目指すと上手くいくのです。