かめタイプの持ち味は?

こんばんは!マルチーズフォンデュです。

2回にわたり、4つの学習タイプのうちの”うさぎタイプ”についてお話しました。うまく伝わったでしょうか?

今回は、うさぎさんの対局にいる”かめタイプ”🐢について深めていこうと思います。

 

かめタイプの持ち味は、ズバリ”バランスと持続”です。地道にコツコツと努力したことは必ず成果となって現れます。しかも、一度開化すると崩れません。難しい内容も基本に忠実に、また持っている知識や技能を組み合わせながら、なんとか踏ん張ることができます。部分点を稼ぐイメージですね。だからカメさんはとても優等生に見えます。

得意、不得意や好き、嫌いに左右されずあれもこれも真面目に取り組むカメさんは、そのどれもが栄養になります。一見非効率で遠回りに見えて、実はその無駄っぽさが、 後で効いてくるのです。

 

弱点もあります。最もわかりやすいのは、成果が出るまでに時間がかかる点。カメらしいカメほど努力の成果が出るまでに時間かかります。でも、そこでめげてしまわないようにして、さらに続けていくことが大事です。水泳のバサロのイメージに似ています。水面下で地道に進んでいると、浮き上がった時に人よりも前にいる感じですね。

 

ここで、ウサギとカメのお話。カメさんがじわじわと歩みながら休まず進むと、昼寝から起きたウサギが気づいた頃にはゴール直前まで来ていましたよね。それこそがカメさんの真骨頂なんです。

 

もう一つ、カメのバランス力について話しておきますね。ピンポイントで良い成績を出すのではなく、持っている知識や技術を上手く組み合わせて解決できる力です。基礎的、標準的な最低限度の少ない知識を組み合わせて、新しいことや難しいことにも対応できるのです。

 

科目的にも、例えば数学が難しいければ国語でカバーするといったように、トータルで調整しながら目標を達成できるのもカメさんの持ち味ですね。そんなカメさんに合った学習法は明日お伝えしますね!

 

 

うさぎタイプの学習法はこれだ!

こんにちは!マルチーズフォンデュです。

昨日に続いて、うさぎタイプについて書きます。うさぎタイプは、軽快さと瞬発力が武器であることはお伝えしました。一方で、飽きっぽさが弱点であることも。では、そんなウサギさんにぴったりの学習法はどんなものでしょう。

 

ここで、ちょっと別な話をしたいと思います。ハンバーガーショップ🍔や牛丼屋さん🐮などのファーストフード店は、どうやって利益を上げているでしょう。

ズバリ、利益商品の確立と回転率アップです!ハンバーガー屋さんはポテト🍟やドリンク、牛丼屋さんは味噌汁や卵🥚が利益率の高い”利益商品”です。つまり、サイドメニューと呼ばれる商品ですね。これらをたくさん売れば利益アップにつながります。しかし、これらの商品は単価が小さいので大量に売らないと大きな利益にはなりません。だから、あの手この手で、より多くの人に買わせる工夫をするのです。

 

本題に戻します😉うさぎタイプの学習法はまさにこの”ファーストフード型学習法”です!利益商品を大量に、ですね。ウサギさんには分厚い参考書は必要ありません。薄くて要点が詰まった問題集、見ていて楽しくなる薄めの参考書、ラジオ講座など気軽に聞けるものなど、15分くらいで1サイクルになるような教材を手当たり次第にやるのがいいですね。飽きる前に1サイクル終わるよう、小分けにしてたくさんやると効果的です。

 

一般的には、予習⇨学習⇨復習⇨リトライという繰り返しの学習が良しとされますが、ウサギさんには逆効果。すぐ飽きて投げ出しますよ。ウサギさんには、”とりあえずやる⇨すぐ答え合わせ⇨間違えたところを簡単に確認⇨別な教材へ”が正しいサイクルです。同じ内容を学ぶにしても目先を変えるのが大事なんです。

一つの教材を完璧にするのではなく、いろいろやる中で本質的なものを感じ取るのです。薄めの教材は本質部分だけが載っています。それを何種類もやることで、本質部分が深まっていくのです。

 

ウサギさんは簡単に覚えたものは残りません。栄養と同じで、知らないうちに身についているのがベスト。理屈では説明できないけれど、わかっているのでできるって感じですね。なんだか自転車の運転に似てますね。一度マスターしたら、10年ぶりに乗っても乗れますよね。体が覚えているからです。ウサギさんは、勉強でもこの状態をいかに作るかが成功のカギです。

 

まとめると、うさぎタイプの学習法は、”ファーストフード型学習法”であり、アラカルト学習をスピーディに回転していくのが良いのです。”美味しいものを少しずつ全種類食べたい”という気持ちを大事にすると、最もたくさん栄養を補給できるイメージですね。

 

オリンピックの感動を力に変えて逆転合格!

今週のお題「受験」

私が大学受験したのは長野冬季オリンピックの年。センター試験で大失敗し、第一志望の合格を諦めかけながらも、とりあえず二次試験に向けた勉強をしていました。

 

そんな時、長野オリンピックが開催されました。受験生の私は、大事な時期なのでオリンピック中継を観ないようにしていましたが、スキージャンプの団体だけはしっかり観戦しようと思っていました。

 

覚えている方も多いと思いますが、その前のリレハンメル大会では、原田雅彦選手が失敗ジャンプをして金メダルを目前で逃したという経緯がありました。そのリベンジをこの目で見たい気持ちが強かったからです。

 

しかし実際には、原田選手は1本目のジャンプでまたしても失速してしまいました。嫌な雰囲気の中、2本目がスタート。でも、そこから日本の大逆転劇が始まったのです。岡部選手、斎藤選手の好ジャンプの後の原田選手。ここで、起死回生の大ジャンプが炸裂し、逆転の金メダル🥇。最後の船木選手が飛んだ後は、日本中が感動に包まれました。

 

観戦後、ふと自分の状況に立ち返った時、センター試験で大失敗したことが些細なことに思えたのです。その時の感覚は今でも覚えています。”2本目飛べばいいんじゃん!”と素直に思えたんです。

 

センター試験8割、二次試験6割で受かるなら、センター試験6割、二次試験8割でも同じことだよなぁ”って思ったんですね。しかも本気で。ならば、二次試験で大ジャンプできるようにギリギリまで頑張ろうと…。

 

結果は合格!一発逆転できた瞬間でした。原田選手からベストなタイミングで、大切な力をもらえた気がしました。

 

奇しくも、来月から平昌オリンピックですね。今年は自分の受験はないですが、ドラマチックな展開を期待して観たいですね。そして高梨沙羅選手には特に期待です。そして、一生懸命頑張っている受験生のみなさんにも大ジャンプが訪れるといいですね!

 

うさぎタイプの持ち味!

こんばんは、マルチーズフォンデュです。

タイプ別学習法のお話を深めていきたいと思います。今日は、4つのタイプのうち、”うさぎタイプ🐇”についてお伝えします!

 

うさぎタイプの持ち味はズバリ、スピードです!軽快さと言ってもいいですね。とにかく、フットワークが軽いタイプ。学習においても、この持ち味をフルに生かしたいですよね。

 

イメージ的には、短期記憶に優れ、シンプルな小テストに強いタイプ。短時間で集中して、一気に覚えるのが得意です。

 

ちょっと前まで一緒に楽しく話してたのに、突然真面目な顔で別なことに集中したと思ったら、瞬間的に学習(作業)している人っていませんか?うさぎタイプは、”ながら勉強”や”ながら作業”ができてしまう人なのです。実際には、”ながら”ではなく、ON-OFFを巧みに切り替えているのですが…。この素早い切り替えでテキパキと作業を終わらせられるのが、ウサギさんですね。

 

もちろん、弱点もあります。軽快すぎて、持続できないところですね。飽きっぽいとも言えると思います。だから、受験のような長丁場には向きません。小テストや定期テストのように、範囲が限られていてゴールが近ければ、持ち味の集中力で結果が出せます。でも、そこで覚えたことが貯蓄されないんですね。

 

一般に学校では、真面目にコツコツと努力し、何度も繰り返しながら身につけることが良しとされます。その点では、うさぎタイプは不真面目に見えますね。軽いんです。だから、上辺の勉強をしているように見える。そもそも、その勉強に飽きちゃうと成果も出なくなるので、何度も繰り返し同じことをしようと思わないですしね。

 

ここで、<ウサギとカメ>のお話を思い出して下さい。あの話ではウサギは”油断して居眠りした悪いヤツ”のように描かれています。でも、私はそうは思いません。ウサギは休まないと持ち味の瞬発力が発揮できないからです。油断したのは確かですが、休んだことが悪いわけじゃない。もっと上手に休んでいたら、カメに負けなかったでしょうね。

 

ウサギから休息を奪ったら、持ち味が発揮できません。これは学習でも同じです。集中力(瞬発力)を発揮するのに必要な”溜め”をどう作るかが、うさぎタイプの学習の肝と言えます。

 

先ほど、うさぎタイプは受験に向かないと書きましたが、もちろん克服する方法はあります!というか、うさぎタイプにしかできない学習法を意識すれば、長丁場の勝負にも十分対応できます

 

苦手な部分を直すのではなく、持ち味を生かして結果に繋げていく学習法です。詳しくは明日のブログでお伝えしますね。

 

学び型を学ぶ〜をテーマにブログスタートします!

こんにちは。マルチーズフォンデュです!

 

長いこと教育に携わりながら、教材や指導法研究を行ってきた成果をブログで発表しようと思いたちました。かなり独断ですが、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

 

子どもに限らず、人にはそれぞれの学習タイプがあります。どんなに良い教材や良い学習法があっても、その人の学習タイプに合わなければ良い結果にはつながりません。ハサミとノコギリのどちらが優れているかは、切る対象によって違うという感じですね。

 

というわけで、”何で学ぶか”、”どうやって学ぶか”の前に、自分がどういう学習タイプかを知ることが大切なのですね。逆に、学習タイプがわかれば、何をどうやって勉強すればいいのかが自然とわかるのだと思います。

 

私は子どもたちと一緒に学ぶ時に、4つの学習タイプに分類しながら行っています。そのタイプとは、”うさぎタイプ”、”馬タイプ”、”もぐらタイプ”、”かめタイプ”の4つです。

 

各タイプの特性とそれにあった学習法は、明日から少しずつ伝えていこうと思いますので、よろしくお願いします!