社会科は暗記科目?

こんばんは!マルチーズフォンデュです。

今日は社会科についてのお話です。”社会科=暗記教科”という図式は多くの人が信じていると思います。実際にテスト前には教科書を暗記し、ノートを暗記し、ワークで問題を解くというスタイルで乗り越えるのが一般的なのではないでしょうか?

しかし、この社会科=暗記教科”というレッテルが社会科をつまらない教科にしてしまう元凶だと思いますね。そもそも、教科(科目)を暗記教科や考える教科と分けること自体ナンセンスです。例えば、数学は公式を覚えてから使っているのか、使いながら覚えているのかなんてわからないですし、もっと言えば、公式にただ当てはめて答えを出すのは、手段であって数学の本質ではないでしょう。

社会科だって同じです。何かを覚えることがゴールではなく、それを踏まえて社会の事象について考えることが社会科の本質。しかも”暗記”とは、覚える手段のひとつであって、最も非効率なやり方です。だって、社会の事象について考えるという本質に繋がらないのですからね。

しかし、テストで点数を取るには、クイズ的に答えられるようにならないといけないのも事実。だから、本来非効率な暗記に走ることになるんですね。でも、冷静に考えて下さい。先程書いたように、”暗記”とは覚える手段のひとつでしかないのです。もっと効率が良くて、本質にも繋げられる覚え方をした方がいい。

ここで、私の名前”マルチーズフォンデュ”を既に覚えていただいている方もいらっしゃると思います。でも、その方は私の名前を”暗記”したのでしょうか?おそらく違うと思います。暗記しなくても覚えられるといういい例です。人は日常生活の中でほとんど暗記することなく、それでいてたくさんのことを覚えています。それが自然なのです。

人は何度も”気にする”ことで、記憶が明確になっていきます。初めはボワッとしたイメージだったり、聞いたことはある程度の記憶だったりしますが、いろいろな場面で出会いながら記憶を明確にしていくのです。

社会科もそうやって覚えるのが自然です。テレビでよく取り上げられる話題は、知らないうちに記憶に残っていますよね。ここに学習のヒントがあるのです。

私は社会科学習で最も効率的なのは、”ゼミ”だと思います。テーマについて、少人数で話し合う中で本質に近づいていきますし、社会科的な見方や考え方が備わっていくからです。当然、用語や人名、年号なども使いながら覚えられます。

こういう学習が日常的にできるなら、社会科はとても楽しく、楽な教科になるのだと思います!